建築基準法の改正

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2025年02月20日

建築基準法の改正

かねてよりアナウンスのあった建築基準法の改正がいよいよ令和7年4月より施行となります。簡単に言いますと、基準が厳しくなります。木造2階建て住宅は省エネ基準や構造申請に対して申請が必要になり、結果、良く言うと住宅性能の底上げがなされ、より快適な住宅が造られることになります。その反面、コスト高にさらに拍車がかかる恐れがあり、金利の上昇と重なって、購入者の財布に厳しい住宅所得になる恐れがあります。どの時代もこういった変化が様々なビジネスチャンスではありましたが、需要の先細りが見込まれる中での変化は事業者・消費者共に中々きびしいものではあります。一時的な需要の低下は予想されますが、そんな中でも新しい発想が生まれ、ビジネスへとつなげてゆく人が現れてくるのでしょうね。
 
収益物件に関しても、大規模修繕については建築確認を取る必要がある為、既存不適格物件(建築当初は適応していたが今の建築基準に満たないもの) などは基準に沿わさないと出来なくなります。特に影響が出そうなのはリノベーションの場合です。1/2以上の変更がある場合に大規模と判断する為、今までのようなスケルトンを生かしたリノベを行う場合、今まで以上に物件を選ばなければ、コスト高のみならず、事業が出来ない事が発生することも、、、
これからは物件購入の際にこういったことも考えながら選ばなくてはなりません。
収益物件は安く購入できる事自体それはそれは良い事です。が、選択を間違えると要らぬ努力を強いられることも今後は有るかもしれません。コストだけではなく、如何に安定的な事業運営が出来るかを事業者としては見抜く目が必要です。
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